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システムエンジニアやプログラマなどIT専門職の転職エージェントに勤務し、様々な転職をバックアップしています。優秀なシステムエンジニアの方は、上手に転職して着実に年収アップを実現しています!転職を検討中の方に向けて、システムエンジニアの年収事情や年収アップを成功させるコツなどを紹介していきます。
業務系システムを担当するシステムエンジニアにとって、業務知識やスキルは重要な要素です。
ITシステムは、人のためにあるものです。
人間の仕事量を減らすためのものです。
しかしながら、システムを設計するシステムエンジニアがITシステムを導入しようとする企業の業種や業界のことを全く知らなかった場合、どうなるでしょうか。
クライアント企業の業務を改善するのが目的のはずなのに、システムが使いづらいものであったならば、改善どころか、手間が増えるという見るも無残な結果が待っています。
システムエンジニアとしての技術力は当然必要ですが、年収1,000万円を稼ぐシステムエンジニアを目指すにあたり、システムエンジニアとしての技術的スキルは十分あって当たり前という前提で考えていきましょう。
いかに技術力に優れていても、その技術力で生み出すシステムが常に的外れなものだとしたら、優れたシステムエンジニアとは言い難いでしょう。的を射たシステムを生み出すためには、クライアントの課題を正しく把握する必要があります。その課題のほとんどは、業務の流れの中にあります。業務全体の流れを理解できなければ、その中にある課題自体を正しく把握することは難しいでしょう。業務改善を実施するうえで、断片的な視点で手を入れても、その前後の業務に支障をきたすなど、スマートな解決を実現できない場合が多いのです。業務上の課題を正しく把握するのはクライアントの責任であってシステムエンジニアの範疇ではない、という捉え方をするようであれば、年収1,000万円の壁は越えられないでしょう。
優れたシステムエンジニアは、常に様々な業界や業種に対して好奇心と問題意識を持って観察しているものです。ここをこうすれば、もっと効率が良くなる。など、具体的なアイディアを思いつくこともあるでしょう。「ここをこうすればもっと効率が良くなる」というアイデアを思いつくためには、「ここ」つまり、課題を発見し、「こうすれば」という解決策を同時に思いつくという二段階の力が必要です。システムエンジニアとして、提示された課題を解決できる力がついたら、解決すべき課題をいかに発見できるかが次のステップになるのです。提示された課題を解決するだけのシステムエンジニアと、解決すべき課題を発見できるシステムエンジニアには、大きな差があります。意識していなかった課題を発見するあなたに対し、クライアントの期待と信頼度は高まります。クライアントが自覚していない新たな課題を発見し、解決策を提案することで、仕事を生み出せるシステムエンジニアの価値は高いのです。
システムエンジニアが転職した理由の第一位が年収です。いつまで経っても上がらない給料に、我慢の限界が来る頃、転職を考えるというパターンが王道です。
外資系企業は、日本企業よりもドラスティックです。日本企業によくある年功序列などのしがらみは二の次に、必要な人材には高い報酬を提示して囲い込みます。
IT技術のスキルと知識を駆使して、課題を解決するシステムエンジニア。本当の意味で顧客の課題を解決するためには、課題の根本を理解する力、つまり経営知識が必須です。